こんにちは「けい」です。
最近、バタバタしててちょっと寝不足です。寝不足って言っても12時にはベットに入るように心掛けてますよ。
実は、私は昔からどこでも寝れる性格でした。周りの方から「良く、すぐ寝れるよね」とよく言われたもんです(笑)
私は、母子家庭なんですが、小さい頃母が仕事が忙しくて家で自由な時間を過ごすことが多かったことに起因してます。
特にお腹が空いたら寝ちゃうことが一番の時間の使い方だと思ってましたね。その癖が未だに・・・抜けてないような気がします。
だいぶ改善!?されてきましたが、未だに妻から「良く長い時間寝れるよね〜」と不思議がられることがたまにあります(汗)
でも「あ〜まだあれやりたい」ってことがたくさんあるんですよね〜。そんな時、皆さんはどうしてますか?

さあ、今回は9月号のレターで紹介した中野京子氏著書「怖い絵」から、あなたも見方を変えるとちょっと大人に!と題してお届けします。
本ブログは、知的好奇心をくすぐる本の紹介になります。
出会い
今から10年ほど前クラシック音楽にはまってました。
その時、職場の先輩がと〜〜〜〜〜っても良い人で、私が「ラヴェルの水の戯れっていいですよね〜」と勝手に話していたら「なに、纐纈さんもクラシック聴くの?けっこうおすすめあるよ」と言っていただき、「え〜まじっすか!?聴きたいです」とすぐに反応。
そしたら次の日「これよからったら」とCDを渡してくれました。それ依頼なんとその先輩から定期的にご紹介いただき、50枚くらいCDをもらっちゃいました〜。
ほんと感謝しかないです。
芸術にたくさん触れるようになると、本屋さんでもちょっと芸術関係が目にとまるようになります。そんな時、出会ったのが「怖い絵」でした。タイトルを見た瞬間、怖いってなんだろう?面白そうだなと手に取っていました。
そんなこんなで「怖い絵」に出会うことができましたね。
著者について
著者の中野京子氏は北海道に生まれ。
早稲田大学院修士課程修了し、オペラ、美術などについて多くのエッセイを執筆されています。2007年に発表された『怖い絵』を端緒とする『怖い絵』シリーズが大ヒットとなりました。
新聞や雑誌に連載をもつほか、テレビの美術番組にも出演しております。早稲田大学講師。『怖い絵』シリーズの刊行10周年を記念して2017年に開催された「怖い絵」展では、特別監修を務められました。
きっかけ
中野京子氏は著書の中で、怖い絵について書こうと思ったきっかけの一つは、マリーアントワネットだった。正確に言えば、アントワネットを描いたダヴィッドのスケッチだった(本文引用)。
と語っています。時代背景、描き手の心情に注目して考えていくとどんどん怖くなってくるということで、魅惑的な「怖い絵」について物語を書こうと決めたそうです。
やっぱり観察して、深く考察することって、とっても魅惑的ですよね〜。
どんな怖いことが・・・
是非、この本を読んでほしいので一部ご紹介します。
・ドガ「エトワール、または舞台の踊り子」
「あ〜、これどっかで見たな〜」っていう絵です。舞台の上で踊り子が華やかに舞っている美しい絵ですね。因みに、エトワールとは「スター」を意味するフランス語です。
さて、いったいどこが怖いのでしょう?
画家であるエドガー・ドガは祖父の代から裕福な銀行家に生まれ順風満帆な生活を送るも、40歳の時に父を亡くし、初めて食べるために自作を売ることになります。自然を眺めるのが退屈で、動きについて興味が強かったようです。
バレエは正確さとバランスが重要なので、すぐに興味が向かったんですね。なので、ドガの作品は半分以上が「バレエ」を扱ったものでした。
バレエの時代背景としては、19世紀パリのバレエ界はとても厳しい状況で、上流階級の人々は、自由に舞台袖を移動したり、飲食したり、接待していたようで、娼館とかしており、その娼婦が踊り子であったとあります。
ということは、働く女性がとても軽蔑されていた時代だったということですね。バレリーナの方々は、一部のスーパースターを除き、どうやったら良いパトロンと出会えるかを・・・どう脚をきれいに見せるか!魅惑的に見せるか!が勝負所だと思って踊っていたということですね。
この絵では、少女が社会から軽蔑されながらも出世の階段をがむしゃらに上って、とにもかくにもここまできたということ。彼女を金で買った男が、背後から当然のように見ているということ。そしてそのような現実に深く関心を持たない画家が、全く批判精神のない、だが一幅の美しい絵に仕上げたということ。それがとても怖いのである(本文引用)。と説明されています。
その他にも、「ムンク・ゴヤ」など気になる絵が20作品も説明されています。
まとめ
ドガの絵の説明を聞いて、あなたはもうお気づきかもしれませんが、「あれっ、なんか最近も話聞いたことあるような」という感じではないでしょうか。
「そう、有名なグループ」なんかで噂になるお話とそっくりです。
ここから分かるのは、今も昔も変わらない流れってのがまだまだあるんだな〜ということですね。
もう、読みたくなっちゃいましたよね!?
こういった本に出会う機会はとても重要ですね。「あっ、こんな見方があったのか」「あっ、こんな時代背景だったのね」と知的好奇心がくすぐられること間違いなしです。
是非、中野京子著書「怖い絵」読んでみてくださいね〜。
9月号のレターも大好評です!読んでみたいって方はご連絡お待ちしておりまーす!

では、また〜〜〜。
コメント