こんにちは「けい」です。
先日、職場の上司から「けいは今後この業界どうなっていくと思う?」
と質問されました。
私は、「AIで事務的な作業は自動化されますし、人口減少もあるので今と同じことでは先細りしかないですね。この辺を一気に自動化して・・・」。
と、話をしたら、上司から、「なんかけいと話していると先が暗いことしかないよね」と言われてしまいました。
私としては、えっ、そっちの発想いっちゃう?
厳しいからこそ、仕事の幅を広げるチャンスじゃん!変化を起こせるチャンスじゃん!と感じていただけに、あっ、この上司とこの話をするのはやめようとあわてて話を切り替えましたね。
あることをプラスと捉えるか、マイナスと捉えるかは自分次第ですよね。
話は変わりますが、皆さんも感じていると思いますが、新型コロナウィルスによって世の中のゲームチェンジが急速に行われています。
私も仕事場で、WEB会議が導入されたりと、今後の流れが大きく変わっていくなと感じています。
日々感じることは、変化は怖いですが、変化を恐れずテクノロジーをいかに使いこなせるかが、今後の生きる道ではないかなと思います。
今回の新型コロナウィルスによって自分の時間を多く持てた方も多かったのではないでしょうか。私の仕事は通常通りでしたが、通勤が混雑しなかったことで本を集中して読むことができたことがよかったですね。
本を読んだ中で、人口減少ってよく聞くけど具体的にどうなの?と思ったので人口減少について改めて考えてみたいと思います。
皆さんは人口減少で思いつくことは何でしょうか?
活気のない生活、いろんな物を買う人がいなくなるので今の仕事は残るか、買う人がいなくなれば給与下がるよな。なんかやばい。とかではないでしょうか。
しかし、何かよくわからないものを恐れるのが人間です。未知との遭遇というやつですね。
人口減少を正しく認識することができれば、今やるべきことが見えてくると思います。
なので、大きな視点から人口減少に打ち勝つ5パターンを紹介します。

今回は、
中原圭介さんの「AI✖️人口減少これから日本で何が起こるか」
を引用しつつ探ってみたいと思います。
日本の人口が減少している6つの要因
① 生き方の多様化
女性が経済的に独立しましたよね。私の職場でもようやく今年から職種の垣根がなくなりました。町でも働く女性の姿を見ることが多くなっていると思います。
② 女性の高学歴化
女性の大学進学率が上がれば上がるほど、晩婚化になっていますよね。
③ 経済的な制約
賃金が伸びない、非正規雇用者の増加があります。
④ 子育て環境の未整備
保育所、託児施設の不足。待機児童は少なっていますが、家や職場からかなり遠いなどの問題が多くあります。
⑤ 子育て費用の増大
教育費は高騰の一途であり、2人目、3人目を育てるのが大変になっていますよね。
⑥ 若い世代の東京圏への一極集中
大学や企業が集積しているしていることや、生活コストが高く労働時間が長い。東京は地方から若者を吸い上げると東京で晩婚化がおき、子供が生まれないのでさらに地方から若者を吸い上げるという悪循環が生まれています。
人口減少に伴うダメージ
一番は税収の落ち込みと社会保障費の増大ですね。
生産年齢人口は2017年に7,596万人、2029年7,000万人、2040年6,000万人、2056年5,000万人(人口問題研究所)とものすごい勢いで減っていきます。
働く人が減れば使うお金も減るので税収は減ります。
これに伴って高齢化率は、2036年に33.3%と3人に1人高齢者となります。WHOでは21%以超の高齢社会を超高齢化社会と定義しており、日本が世界で唯一入っています。
働いている人が働かなくなるということは、今まで働いていた人は年金暮らしになるということで、社会保障費は増大します。
今と変わらないとしたら日本はどうなる?
3つの選択があります。
1.社会保障費を現状のままで、消費税を40%へ引き上げ。
2.社会保障サービスを3割削減、消費税を30%へ引き上げ。
3.定年を75歳に引き上げ、消費税を20%へ。
この3つを見ると、あっ、定年75歳が現実的にだなと思います。実際政府も定年の引き上げを狙っているのがよくわかりますね。定年は伸びるけど、仕事の量はAIによって激的に減っていきますので、企業側からすると75歳そんな無茶なという感じではないでしょうか。
AIの進展によってどんなイノベーションが起こっているか
・無人化店舗→Amazonや中国が最先端を走っていますね。
・無人化工場→ドイツが国を上げてロボティック・プロセス・オートメーションを進めています。
・無人化オフィス→事務作業をオート化。
・自動運転→電気自動車の開発。車部品数3万点から1万点へ削減となるため、産業が1/3となる。また、ライドシェアなどにより車を所有することがなくなっていく。
全ての業務に直結するところでAIの導入が検討されています。考えるとキリがないですが、考えると恐怖とワクワクがセットになって押し寄せてきますね。
人口減少に打ち勝つ5つの方法
①子供への諸手当を現金給付から現物給付へ
フランスやスウェーデンが現物支給をして合計特殊出生率を回復させています。を食い止めているというもの。現金給付では子育てや教育、学びのためにお金を使わない方が非常に多いのではないでしょうか。例えば、児童手当が入ったから外食に一回行こうとか、これでは家族の外食手当てですよね。
②保育施設整備
女性が安心して預けられる施設の充実。これは切実に感じます。施設によって預けれらる時間がまちまちなのと、預けられても家から遠い施設だったりします。職場でも、また子供の用事で帰るの?とまだまだ白い目で見られることも多いですよね。
③教育費の負担軽減
世界的に教育費は上がり続けている。学校だけでなく、習い事の費用もばかになりません。私の周りでは平均2万円〜3万円習いごとに支出していると思います。
④長時間労働の訂正
長いほど出生率が落ちる。昨今長時間労働は働き方改革の影響もあり、減ってきていると思いますが仕事量も増えており、テクノロジーを積極活用していない企業では従業員ストレスはむしろ増えているように感じます。
⑤大企業の本社機能を地方へ分散
東京一極集中を避ける。これが一番大切。地方では生活コストが低いため、子育てに使えるお金も増えます。それによって結婚する人が増え、子供が生まれる人数も増えていきます。著書の中ではコマツを手本に説明されています。
まとめ
やはり、ちゃんと認識しないといけないのは、どう足掻いても人口減少が目の前に迫ってきており、今の生活をキープすることが難しくなってくるということではないでしょうか。先進国の中で、ここまでの急な人口減少は経験がありません。世界からも日本がどうなっていくのかが、注目のまとです。
だからこそ、大きな視点として捉えることによって、今やるべきことがはっきりとしてくるのではないでしょうか。
気になる方は、是非、中原圭介さんの「AI✖️人口減少これから日本で何が起こるか」を読んでみてくださいね〜。変化を恐れることなくテクノロジーを積極的に活用して、このAI✖️人口減少時代を楽しみながら過ごしたいと思います。

でも、本ってほんとコスパ良すぎますよね。次は何を読もうかな・・・
では、また〜〜〜。
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